家事は基本的にセル生産

家事分担というと、どうしても皿洗いやゴミ出しなど、部分的な分担が多くなりがちです。現実的には、こうならざるを得ない労働時間事情や効率性もあるかと思います。

しかし、家事は基本的にセル生産構造。だから、ライン生産の感覚の「皿洗い専門」「ゴミ出し(ゴミ運び)専門」では、実はあまり貢献度が高いとはいえません。

皿洗いをするには、残った物の保存や、食後のゴミ処理、皿や食器の収納が付随するし、それらは次の使いやすさを決める要素でもあります。つまり、全体を把握したうえでの分担であるべきなのです。

よく「★★だけで家事をやった気にならないで!」というクレームが聞こえてくるのには、こういう事情があるのです。とはいえ、何もしないよりははるかにイイと思います。

決まった場所に衣類を脱ぐのは、洗い忘れを避けるため。裏表を揃えて脱ぐのは、干す時の手間を省くためなど、一連の家事の流れが頭に入っていれば、少しでも家事の負担を減らすことができます。

料理も調理だけできれば良いというものではないのです。メニュー決め、買い物、下ごしらえ、調理、片付け、食器洗い…という一連の流れが頭に入っていればこそ。家事を分担していていても、前後の作業を頭に入れて家事をすると、より効率的に処理できます。

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