働き改革は休み方改革?
あるサイトを眺めていたら、
「働き方改革は休み方改革」という文章がありました。
僕にはどうもシックリこない。
書いていることの内容は理解できるけど、
働き方と休み方が同等に対比できるのか?
という引っ掛かりを感じます。
働く以外=休みではない
というのが、引っ掛かりの根本。
働く以外の時間が休みの時間とスッパリ分断できるのは、
家事をしない人の発想だから。
例えば料理。
ホームパーティー用の料理や、クッキーを焼いたり、酒のアテ作り、週に一回のパパ料理なら、
お楽しみの料理として、休みの過ごし方に含まれるでしょう。
でも、毎日のメニューを考えたり、毎日の弁当を作ったり、家族のいる休日の昼ご飯は、
どちらかというと義務的料理であり、これが休みに含まれるのだとすると、
なかなか納得できません。
自分一人分の食事ならテキトーにできても、それが家族の分、とくに子どもの食事となると
「チャンとしたものを食べさせないと」
と思うのはどの親も同じ(行動は別として…)。
頑張り過ぎないで!と言われても、無関心でいられないのが親心というもの。
働くことと休みの間には、どっちとも付かない領域があり、
家事はその代表格。
この境界域をコントロールできれば、
働き方改革はかなり現実的に一歩前進するはず。
社会や企業全体で考える労働時間短縮や労働生産性の向上という改革ももちろん大切だけど、
家族という少ない人数で、簡単に、目に見える成果を生み出せるのが家事領域の改革。
とくに、男性が家事が境界域であることを理解し、
まずは、自分の事が自分でできる自事を。
そして家の事である家事ができるようになることは、
結婚相手と出逢ったり、子育てや介護など、各ライフステージにおいてとても有効。
休み方改革という言葉は、働く以外の過ごし方改革を表すのだとしたら、狭すぎる言葉。
代わりの言葉として、さしあたり思いついたのが、
「オフ労働改革」「放課後改革」程度。
批判しながらも、なにかシックリきません。
他に良き呼び方はないものでしょうか?