正月料理を考える

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今年も我が家は、京都東山にある割烹料理屋のおせち料理で正月を迎えました。結婚した当初は、それなりに自分で作ったりもしていましたが、いわゆる仕事上の年末進行もあるし、年末に帰省することもあり、だんだんと作らなく(作れなく)なりました。たまたまご縁のあった美味しい料理屋さんがおせちも宅配してくれるようになり、それ以降お世話になっています。チョット贅沢な年始のハレ感を演出してくれています。

ところで、このおせち料理。もともと割烹料理屋の料理だから、四つ足動物の肉は使わないし、揚げ物も炒め物もない。そして、棒鱈や湯葉など地元京都の食材もふんだんに使われています。高タンパク低カロリーで、しかも地産地消。糖質に関しても、さしあたって海老芋の煮物くらいしか見当たりません(調味料としての砂糖は除く)。

これをズッと続ければ、身体はかなりスリムになることでしょう。「◎◎が効く!」「☆☆でダイエット」という情報はたくさんありますが、「一年中おせち料理でダイエット」もアリかもしれないと思いました。

ただし、売られているおせち料理の中には、保存期間を延ばすために塩分がかなり多く含まれていたり、味も濃いモノもあるので、そこは要注意。毎年取り寄せているおせちは、他と比べると塩分控え目で薄味だから。

ダイエット食としておせち料理を眺めてみると、いろいろ参考になります。ただのハレ料理ではないです。

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そして、正月に欠かせないのが雑煮。香川県出身の僕は、誰からなんと言われようと、これ!の「あん餅雑煮」。白味噌ベースにあん餅の入った雑煮。聞けば「いったいどんな味?」「味が想像できない」から、「気持ち悪っ!」という率直な意見まで。

情報化がすすみ、食が日本全国平準化されるなか、このあん餅雑煮は、燦然と異彩を放つローカル食。料理本や料理番組がなかった時代、自分が食べている物の相対化は難しいことでした。それゆえ、各家庭には「ユニーク料理」や、はたまた「とんでも料理」がいろいろあったはず。そして地域的にもユニークな料理が多々あったはず。そんな家庭や地域に残っていたユニーク料理は、情報化の進展とともに消滅したものもあると推測できます。

しかし、このような淘汰の時代を経ても、未だ燦然と輝く超個性派なユニーク雑煮!日本各地に散らばる多種多彩な雑煮の中でも、香川のあん餅雑煮の特異性はナンバー1かつ唯一無比ではないかと思います。残念ながら、香川県の家庭以外では、ほとんど食べることのできない、ローカルフード中のローカルフード。「百聞は一にしかず」だと思いますが、なかなか実現が難しいのも事実。「気持ち悪っ!」という誤解を解くのも簡単ではありません。

今年は、年末の帰省時に両親があらかじめ買っておいてくれたあん餅を車に積んで帰り、京都の自宅で雑煮にして食べました。帰省できない年は、宅配便で送ってもらうこともあります。普段は、郷里のことなど忘れて生活していますが、正月のあん餅雑煮は、自分が香川県出身者であることを、強く自覚させてくれます。誰しも、そういうモノが一つや二つはあるはず。大切にしたいものです。

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